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暮らしの賢者・山本ふみこさんが指南!「熱中症対策」にもなる暮らしの知恵と工夫

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ゆうゆう編集部

随筆家の山本ふみこさんが「日本一暑いまち」として知られる熊谷に移住して2年。山本さんの日々の暮らしには、夏を快適に乗り切るための知恵と工夫がいっぱい! 朝時間のルーティン、体調を整える夏の食、おしゃれのコツなど、ぜひ参考にしてみてください。

山本さんの住まいの詳細は
熊谷在住、暮らしの賢者・山本ふみこさんに聞いた「涼しく暮らす」住まいと体の整え方をお読みください。

PROFILE
随筆家
山本ふみこ

やまもと・ふみこ●1958年、北海道生まれ。
出版社勤務を経て文筆業へ。あたたかな筆致で紡ぐ暮らしのエッセイが人気。
「ふみ虫舎エッセイ講座」主宰。
『あさってより先は、見ない。』(清流出版)、『家のしごと』(ミシマ社)など著書多数。

庭と畑仕事は朝のうちに

「庭で、自分たちが食べる分くらいの野菜を育てています」

なす、きゅうり、にんにく、ズッキーニ、オクラ、にら、パクチーなどの野菜やハーブ類が仲よく育つ。朝はその庭の世話から。

「起きたら顔も洗わずに日焼け止めクリームを塗りたくって、帽子をかぶって、庭で草取りをするのが日課です。やり始めると楽しくてどんどんやりたくなっちゃったりするんだけど、熱中症対策のためにも30分と決めて、ちょこちょこと」

朝の水やりが打ち水代わり。

家の前の畑ではスイカも作っている。「スイカ作りは夫の担当。ツルが伸びてきたので、風よけのためにかぶせておいた袋を外しました」

麦わら帽子をかぶって草取り。

ベリーや夏野菜をいただく

夏になるとよく作るのが「畑の宿がえ」という名のスープ。

「母がよく作っていたものを受け継ぎました。夏の畑にある野菜をそのまま鍋に引っ越しさせるという、どうということもないスープ。スープとして食べたあとは、おじやにしたり、うどんを入れてみたりと使い回して、2日くらいで食べきります」

初夏には庭のクランベリーと畑のブルーベリーも食べ頃に。

「朝、摘むのも楽しい時間です」

色鮮やかな畑の夏野菜が鍋に引っ越し。「スープのベースはコンソメでもいいし、チキンからだしをとってもいいし。母はかつお節をバターで炒めて、それをこして使ったりしていました」

庭のクランベリーは野性味ある甘酸っぱさ。

畑には30本のブルーベリー。7~9月は出荷している。

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